新宿から総武線に乗り、大久保を過ぎたあたり...
ぼ~っと座っている私の前で、誰かが転がっている空き缶を蹴飛ばした。
「空き缶、置きっぱなしだな~」と、眺めていた。
その後、また誰かの足に当たり、コロコロ...
「結構、いい音するな~」「この後、どうなるんだろうな~」って眺めていた。
電車がもうそろそそ東中野へつくという頃、
髪の長い、いま風の女性が歩いてきて、その空き缶を掴んだ。
汚いものを掴む風でもなく、
普通に自分が飲んでいた空き缶であったかのように、
しっかりと缶を握り、
階段を上がっていった。
そして改札横のゴミ箱に入れて、改札の外へ...
そうか、自分のゴミじゃないから、ぼ~っと眺めていたが、「落ちているから拾う」が公衆道徳ですね。
頭を使って「どうしよう」と考えるのではなく、パブロフの犬のように、「ゴミが落ちているから拾う」が正しい反応でした。
子供には偉そうなことを行っているくせに、自分の行動が伴わず、反省。