引越しの後片付けも一段落し、ふと見渡すと生け垣も無く、砂漠の様な山砂が広がる庭。土というと『黒』というイメージがあった私にとって、この黄土色の山砂は、子供の頃に見た仙台北部の自然を破壊する色、『新興住宅街の色』である。私の子供が絵を書くようになったら、庭は『黒』ではなく『黄土色』で書くのだろうか。
風で山砂が飛び側溝に流れ込む事から、まずは芝を植える事にする。しかし、芝を植える面積を計った所、約30坪になりそうである。ここに貼る芝を買うのも結構な金額になりそうである。そこで、安く仕上げるために「上手くはいかない」というアドバイスを振り切り、種から植える事にする。
芝生の缶によると『種を蒔いた後に1mm程土をかぶせ、...』とあるが、忠実に従った所、水を撒くと種が浮き上がってしまう。
芝生の種まきも終わり、鉢植えの花を地植えしようと穴を掘った所、緑のビニールが出てくる。
何も無い荒れ野に水をまき続け、1週間。まだ芽は出ない。
小山を作る | 部屋から見た所 |
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種を蒔いて2週間。やっと、芽が出始める。横から見ると結構出そろっているように見えるが、実際は針の先程の細く短い芽がまばらに生えている程度である。
芝生の種が余っているのと、庭に植える適当な草が無いため、芝生を拡大する。