1/30(建方1日目)

 嫁さんと子供が風邪で体調を壊し、「建方1日目の見学は無理か?」と思っていたが、夕方になって体調が回復したので、現場へ行ってみる事に。(普通なら我慢するところだが、私の家はすきま風で冷え込むため、車に乗っていた方が快適である。)
 現場へ行ってみて、なんと1階部分が既に出来上がっていた。以前、出勤時に何も無かったところに退社時には積水ハイムの家(2F)が出来上がっていたという事はあったが、積水ハウスでもこんなに早いもの?土間コンは昨日打ったばかりなのに中で作業しても大丈夫なの?
全体像 内部の様子
掃きだし窓(未作業) 腰高窓(工場出荷)
 よくよく近づいてみると、取り敢えず立ってはいるが外壁もすきまがあり、また、柱も完全には止められていないので、一寸安心。(他人より早過ぎる工事には不安を感じる小心者なので)
外壁の角 外壁のつなぎ目 柱(仮止め状態)

(積水ハウス)
これから2日間かけて1階の軸組調整をします。2階の建て込みはその後に行い、躯体工事完了後に、外装の調整を行うようになります。
 撮影も終わり帰ろうとしたところ作業中の方が近づいて来られ、しばし雑談。(職人は無口で気難しいというのは私の偏見か?)すると、衝撃の発言。
『期末で部材が工場から出ないので、次に来るのは2/4(5日後)ですから』
「それじゃ、このまま断熱材も雨ざらしですか。」
『一応ビニールシートは掛けるけれど、まだ天井のついていないところ(2階が乗らない部分)は、このままかな〜。』
 何しろ、この家(WORZ)は断熱材が二重になっているが、そのうちの1つが外壁にセットされた状態で出荷されている。雨ざらしという事は断熱材も雨ざらしである。この点は、契約時から気にしていた部分で営業さんにも確認していたものであるが、大丈夫なのだろうか。
(積水ハウス)
 問題になるような雨が降る場合は工事しませんので大丈夫です。
 ここで時間が空くなら、寒い思いをして夜中まで配管をされた職人さんの苦労は何だったんだろう。一抹の疑問・不安と共に、『誰も来ないなら、明日は自由に潜入して観察するチャンス!』と、ほくそえむ私であった。

1/31(建方2日目)

 今日は誰もいない現場。「さて、どこから侵入しようか」と辺りを見回していたところ、嫁さんから「なにやってんの。」のひと言。なんと正面のゲートが開けっ放しだった。(全開じゃなく、50cm程)いよいよ、ここから侵入開始。
内部風景 天井は一部未完成
[断熱窓]断熱タイプだからか窓枠がやたらとデカイ。ここは小さい窓(トイレ)なので特に大きく感じる

 基礎と鉄骨の接合部分も取り敢えず全部つながっているし、「まずまず、問題なしか。基礎工事もしっかりしていたし、やはり素人目でも判る欠陥/手抜き工事は他人事か。」と思っていたところ、軽めの問題発見。外壁についている断熱材に5〜10cmの穴が。1カ所、2カ所、...計6箇所。

 断熱材については施工前から気にしていただけにショック。一つ不安になると限りなく不安になるもので、次々と不安が襲って来る。
締め忘れか? 何故、ネジが余る? ねじ曲げられたアンカーボルト

(積水ハウス)
 材料は不足すると大変なので、3%位多めに支給しています。そのため余る事もあります。
−−>私の早とちりでした。前のハウスメーカが数量丁度の材料を支給し、1つも余らないと自慢していたので
 アンカーボルトと鉄骨の穴の誤差は2〜3mmまでは許容範囲です。この程度のズレの場合、????という専用工具でボルトを曲げる事はあります。
−−>どっちにしろ今回の作業では使わない穴なので作業チョンボでしょう

 最後に、折角だからと2F(1の天井の上)に登ってみて雑然とした風景にビックリ、さらに野ざらしのALCに2度ビックリ。また、綺麗に畳まれたビニールシートも放置されており、これは「一応ビニールシートは掛けるけれど...」と言っていたビニールシートでは?
ALCが野ざらし 左奥にビニールシートが

 この後、雲行きが怪しくなり、天気が悪化しそうなので工事監督のS氏にTEL。聞いたところ、S氏はまだ現場の状況を見ておらず、「明日、見に行く」との事。取り敢えず断熱材の穴について質問。

(積水ハウス)
 断熱材については状況を見てみます。それによって、接着剤で修正する事もあります。また、状況が非常に悪ければ断熱材自体の交換をします。
 また、ALCボードについては「雨に当たったボードは使ってほしくないので、明日、撤去して欲しい。」旨を伝えた。ここ数日は晴れであったが、これからも雨一滴も降らない事を祈るばかりである。
(当ページを参照された方からのアドバイス)
 (前略)ご存じかも知れませんが断熱材,ALC共に水分を吸収しやすいもの。そのため,断熱材は防湿シートなどで保護する必要あり。(断熱効果なし,銀紙がめくれてピラピラは論外。)ALCは水を吸って凍ると割れます。屋外に放置されたALCは絶対使わない事。断熱材はこの写真では分かりかねるので,状況を確認して修復すること。2階のALCも確認要。上にかかっているのは単なるビニール?防水効果はあるのか?資材が散乱しているのでビニールが切れていない?隙間が出来ていない?濡れたALCは交換要。(後略)

2/1(建方3日目)

 今朝、現場では雪が(少々)降ったらしい。また、午後からは天気が怪しくなり、雨・雪にならないことを祈り仕事どころではない。「そろそろ降りそうですよ。」のひと言にビビリまくる。しかし、夕方からは残念ながら雨。
 会社帰りに現場へ寄ってみると、暗くてよく分からなかったが、断熱材の穴はそのままである。また、ALCも相変わらず、雨ざらし。断熱材を触った感じでは濡れている感じはしなかったがどうなることやら。