2/16(大工1日目)

 昨日、大量に運び込まれていた部材が気になり、昼休みに現場へ行ってみる事に。すると、見慣れない職人さんが二人で作業中(昼休み中)であった。お話ししたところ、「今日から内装の方の段取りをさせていただきます。」との事で、室内を見ると鋼製大引きが広げられていた。予定では2/20からの作業開始であったが、予定より早く大工工事が始まるらしい。
全景 鋼製大引き・鋼製束
 気になっていた部材は共に床材のようで、室内に置かれていたものは部材(断熱材)を敷いた後に更に室外の部材(合板床パネル+断熱材)を敷くとの事であった。カタログによると、この断熱材は高性能ポリスチレンフォームとあるが触った感じは色付き発砲スチロールである。
断熱材 合板床パネル+断熱材
 また、鋼製大引きも重量感が無くアルミの角材という感じである。木造の床下と比べると、『本当にこんなんで大丈夫?』と心配になってくる(誤って足に引っかけたところ、「ガシャーン」と軽い音)。使われている木材も基本的に鉄類で支えるためかチャッチィし、薬剤の加圧注入はなく数本薬臭い(?)ものがあるのも気になる。

(積水ハウス)
和室の場合、鋼製大引きは使用しているが、その上に木材を使うところがある。そこの防腐のために薬剤を使用している。人体に影響のあるものではないが、詳細は確認します。また、大引きの強度についても調査します。
気密性UPのためゴムシートが巻かれている

2/17(大工2日目)

 土日と出勤したため、今日は休みである。これまでは現場監督のS氏と一緒でなければ敷地内に入る事は無かったが(ただし、夜間は除く)、室内の工事のため思い切って敷地内に入ってみる。丁度、大引きを敷き終わり床材を敷いている所である。
 さすがに作業中だと気が引けるので、裏口からこっそり覗き込んで、その後は家の周りを一周して引き上げる事にした。
換気口にもフタがついた
 以前から気になっていた地鎮祭の時に使用した笹の事を思い出し、どうなっているか確認しようとしたところ、すでに影も形もなくなっていた。外装工事のゴミと一緒にどこかへ行ってしまったのだろうか?


2/18(大工3日目)

 現場監督のS氏よりtelあり、「大工工事に入りました。2/23(床の作業完了後)に室内の壁を入れます。外装の方は一部未完ですが2/21は休みなのでALCの方の確認をお願いします。」との事。
 床の仕様についてカタログと違う点(契約時の仕様との不一致ではない)があったので照会した結果、以下の通りです。
カタログ今回コメント
木製大引き鋼製大引き事業所によりまだ鋼製に切り換えていない所あり。
床下防湿シートあり床下防湿シート無し防湿シートではなく土間コンクリートを使用
束石あり束石無し土間コンを使用した場合は束石無し


2/19(大工4日目)

 仕事先へ移動の途中に現場へ寄ってみたところ、「中へどうぞ、どうぞ。」とスリッパまで用意され、コーヒー・煎餅をごちそうになる。「作業中で汚くてすいません。」と言っていたが、中は綺麗にまとめられていた。これまで何回も来てみていつも感心するのだが、内装に限らず基礎工事の段階から汚い・散らかっているという所は見たところがない。むしろ、完成に向かってどんどん綺麗に整頓されていくという感じである。
 床パネルが入ったところで改めて見回すと、木造と違い柱がないためすっきりし、広々した感じである。また、床パネルも合板という事でベニヤ板のような印象を持っていたが、張り上がってみると無垢の板とは全然違うが、「少し安めの板」位の感じで床の下地としてはあまり悪くもない。床パネル同士の結合部分に段差が見られるが、「この後ビス打ちすうちしたところも隠れるようになる。」という事なので、明日あたりはまた違った感じになるかもしれない。
床パネル敷き終わり 床パネルのアップ1 床パネルのアップ2
 「和室と洋室は異なる」という事で、和室の方はコルクボードの様なものが張られていた。断熱材を運び込んだときにフローリングのところとは違う色(白)のものがあったが、あれは和室用という事だったのだろうか?


2/20(大工5日目)

 先週に引き続き今日も会社です。朝(6:00)から夜(21:00頃の予定)までなので、昼間の現場観察は無し。夜に時間があれば忍び込んでみます。


2/21(大工6日目)

 出勤(またも休日出勤)前に営業のK氏、現場監督のS氏と共にALC確認のため現場の立ち会い。ALCについては問題なし。また、2Fの断熱材が一部破れていたが、これも修理済であった。(特に修理依頼はしていない部分)
 床パネルもビス止めされ、先日見た様なパネル同士の段差は無い状態である。また、床パネル間も「気密性をあげる」ためのテープが張られている。
ボード間をテープで密閉 配管も密閉

 前にも書いたが、1F/2F共に室内の柱がなく広々としている。「これで自由設計を可能にしている」という事だが、これほど広々しているなら従来の家のように『部屋は何部屋必要で、どの配置するか』という事より『広い空間をどのように使うか』という観点から間取りを考えてもよかったと思う。(営業のK氏より「では、壁をとりますか」と言われたが、私の固い頭では今の間取り以上のものは考えられそうも無い)
2F 1F
 1Fの屋根と2Fの外壁の結合部分の施工が気になる。室内側の金物の高さが10cm程しかなく、木造建築で『雨・雪の際の水の侵入を防ぐには、ここらではビニールシートの立ち上がりは30〜40cm必要』という話を聞いた事があるので、それからすると10cmは短過ぎないか。ただ、室内側の金物と断熱シート(外壁)の間に指を入れるともう2枚ぐらい何か入っているようではあるが。
外側から見たところ 内側から見たところ
 他には「接着剤がつくまでの処置」との事で、木切れで金物を固定していたものも気になる。