引越し

 引越し業者の選定

 引越し業者を探した人は分かると思いますが、「引越し業者ってどこが良い?」と聞いて回ると十人十色です。ここだという絶対的な業者を見つけることが出来ないのだが、これって「どこに頼んでも同じ」ではなく、「どこに頼んでも失敗する可能性がある」というのが厄介なところである。
 では、どうするかというと、無事に引越しが終わるよう祈りましょう.....どれだけ下調べしようと、引越しというイベントの中では何かが起きると割り切った方がよいでしょう。

複数の業者の話を聞く
値段比較もさることながら、情報収集も大事です。「うちはこういうところに気をつけています」とか「準備はこうしたほうが良い」とかのアドバイスや、「こんなサービスを提供しています」というあたりにも気をつけて欲しいところです。  
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補償範囲を具体的に説明してもらう
出来る限り具体的な例を使って説明してもらうべきです。荷物が大破すれば問題解決も楽なんですが、「作業中にスリ傷が付いたが、誰も現場を目撃していない」とか「一升瓶を割ってしまった」とか、責めるのも微妙な問題が多いです。傷ひとつない引越しは難しいと思うので、事前にビジネスライクに保障してくれる範囲・自分で諦める範囲が明確なほうが、余計な揉め事も少なくなります。これも保障してもらうことが目的ではなく、気分良く引っ越させてくれる業者を見つけることが主目的です。

引越しのノウハウ

お任せパックでも面倒な荷造りはお任せしない

 お任せパックとは、荷造りから引越し先への設置まで全てやってくれる便利なもの。もし、本当に全部お任せするなら、全てお任せで構いません。
 ところが、結構多いのが、「引越し元ではお任せだが、引越し先では自分で」というパターンである。その場合は全てお任せしないほうが懸命です、というか、面倒な荷物はお任せしちゃいけません。
 お任せパックでは、手っ取り早く荷造りするために小さい荷物でも緩衝材と共にダンボールにドンドン入れてゆきます。ドンドンというのは、たくさん詰め込むのではなく、ダンボールをドンドン使ってゆきます。で、結局どうなるかというと、

    ガラ空きのダンボールが山ほど積み上がる
        ↓
    山ほどのダンボールで、引越し先に置き場所がなくなる
        ↓
    引越し先で片付けられない

という構図が出来てしまいます。
 2DKのアパートから引っ越すときに子度が小さく、かつ引越し費用は会社持ちだったので、お任せパックだったんですが、この時は10トントラックが満載、業者さんの人数が20人くらいでした。引越し先の図面も作っていたんですが、整頓するどころか夜露のかからないところに荷物を収容するだけで手一杯でした。
(1mのダンボールを空けたらドライフラワーが一本とか、燃えるゴミがゴミステーションに出す形のまま入っていたり)
 結局、物理的に開封できない荷物を抱えたまま1年後には次の引越し先へ向かったんですが、この時は自分で荷造りを行い、2トン車が1台に、ステップワゴンが数往復で済んでしまいました。

不要なものは、まず捨てる

 不要なものは、荷造りをする前に捨てましょう。荷造りしながら捨てた場合、捨てたあとのイメージが湧いてきません。そうなると引越し先では、「まず並べてみてから、再度正式に整理する」となります。まず、引っ越す前に不要なものを捨て、引越し後の配置をイメージすると効率的です。
(特に本棚や食器棚)

    

本棚の整理は引越し後のイメージ荷造りする

 本は、サイズの違う本を組み合わせてダンボールにビッチリ...なんてのは引っ越してからが大変です。あくまでも引越し先ではダンボールの端から順に引っ張り出せば良いようにしましょう。当然、ダンボールに空きが出ると思いますが、ここには無理に本を詰め込まず、緩衝材や本以外の関係ないものを詰めたほうが良いです。もし、引越し先では本棚が変わるのであれば、引越し元でそのイメージにあわせて本の並び替えもしてしまいましょう。
 引っ越してから綺麗に並べようというのも分かりますが、引越し先ではまず本棚に入れないと並べ替えも出来ません。よって、引越し先での並べ替えは2度手間になります。

傷のある家具は事前にマークを

 傷のある家具は事前に傷のところへシールをつけておきましょう。逆に、傷がないなら「傷なし」というシールをつけるのも重要です。で、引越し当日は、業者さんと共に再度傷の状態を確認してから運んでもらうと、お互いにすっきりします。
 これは大手の業者さんが、教えてくれたやり方です。