高気密を感じる事は無いが、外から家に電話を架けると風呂に入っている様な反響ぶりである。最近は家具が入ったため感じる事は少なくなったが、入り口が1つしかない寝室に入ると自分の声が反響しているのがよく分かる。
冷房設備も無く、暑い夏。窓は開け放しで高断熱も24時間換気も関係なし。
(積水ハウスから技術的な回答はもらっていないが、自分としてはこの家のつくりでは夏の逆転結露には無防備であると思う。逆転結露対策が無いことがエアコンを入れない大きな理由である)
やっとストーブを使う事にする。窓際に立っても冷気を感じる事は無い。
やっとストーブを使う事にする。最高気温17°C最低気温7°C位だが、アパート(2DK)で使っていたストーブで全館(45坪)暖房が可能。(暖房といっても1Fは20°、2Fは温度管理せず熱が流れるのに任せる)
ストーブもガンガン動くのではなく、動いているのか動いていないのか分からない程度。これで20°Cを維持出来るのがすごい。また、朝になっても10°Cを下っている事は無い。
夜にカーテンをめくって窓に手をかざすと、かすかに冷気を感じる。
約1カ月で灯油1缶を使い終わる。
最低気温が2°C位になることもあり、小型ストーブ1つではリビング(台所込みで26畳)の暖房が限界である。しかし、ストーブがガンガン動くのは最初の30分位であり、リビングのアパート(新築)にいた時は7畳の暖房しか出来なかった事を考えれば、ものすごい断熱性能である。
最低気温が2°の翌朝のリビングは13°Cであった。
小型ストーブ(1台)がフル稼働するようになり室温も20℃まで上がらない事もある。限界を感じるようになってきたので、初売りでエアコンを買うことにする。
エアコンは逆転結露問題で敬遠していたが、ある程度納得できる製品(外気温に連動した温度調整)が日立から出たため購入することにした
リビング(台所込みで26畳)に15畳用エアコンを導入。電気屋さん曰く「これだけじゃ寒いですよ。」との事であったが、実際にはこれだけで十分であった。
外気温 |
小型FFストーブ |
17畳用エアコン |
遠赤外線ストーブ | |||
---|---|---|---|---|---|---|
1F全体 |
リビング |
1F全体 |
リビング |
1F全体 | リビング | |
2℃ |
? | ○ |
○ |
○ |
○ | − |
1℃ |
○ |
○ |
○ |
○ | − | |
0℃ |
難 |
○ |
○ |
○ |
○ | − |
−1℃ |
− |
○ |
○ |
○ |
○ | − |
−2℃ |
− | − |
○(注1) |
○ |
○ | − |
−3℃ |
− | − | ○ | − | ||
−4℃ |
− | − | ○ | − | ||
−5℃ |
− | − | ○ | − | ||
−6℃ |
− | − | ○ | − | ||
−7℃ |
− | − |
△(注2) |
○ |
○ | − |
−8℃ | ○ | − | ||||
−9℃ | ○ | − | ||||
−10℃ | ○ | − |
注1)昼間から暖房していた日は問題無し。朝一は前夜の冷え方で寒いこともある
注2)運転モードを自動から強風モードにすればOK
注3)1F床面積は93.54平方メートル、設定温度は20℃
上記外気温度は「寒い」と感じた時に計測したものであり、常時この通りではない。また、日照条件によっても違ってくるので一概に外気温度だけで判断する事は出来ない。
なお、この冬の間、結露が発見されたことは1度も無い。
暖房器具はエアコンでも十分であったが、電気代削減と乾燥対策として大型(木造10数畳用)遠赤外線ストーブを購入。店頭の説明では「ジンワリと暖かいが、部屋全体が暖まるまで時間がかかる。」という事でエアコンと併用を考えていたが、これが意外にも効果抜群でこれ1台で暖房はOKであった。
パワーがあるためか音も静かで、エアコンのように風を感じることも無い。もう、エアコンやファンヒーターには戻れないという感じである。懸念していた部屋全体の温まり時間も申し分なく、非常に快適である。温まらないどころか設定温度より温度が上がることすらある。(殆どアイドル中のような運転だが)
(エアコン・ファンヒータとの機能比較は『2000年1月』の欄に加筆)
【補足】2002年11月
このストーブについてはメール等での質問が多いので、詳細について記述します。ただし、ここに記す性能については「私の家のリビングの場合」なので、断熱性能や間取り、日当たり等により良くもなれば悪くもなるものなのでご注意願います。
メーカ名:トヨトミ
型名:LR−727(99年モデル)
感想諸々:
12月に2番目の子供が産まれた事もあり、前から気になっていた乾燥対策として加湿器を導入した。購入時は、『年間x万x千円の節約』等と訳のわからないタグが付いていたが、これは「ある条件(オール電化とかエアコンで暖房とか)の実験室で測定したセールストーク」と気にも留めなかったが、本当に暖房を削減する効果があった!
加湿器導入前のストーブの設定温度は18℃であったが、加湿器を動かしていると16℃で丁度良いくらいである。最近は外気温0℃〜5℃という感じであるが、太陽が出ていればストーブを止めて加湿器だけ動かすという事もあり、『年間x万x千円の節約』が正しいかは別にして確かに暖房費を削減する効果ありである。